毎日の育児、お疲れさまです!
子育てって思い通りにいかないことの連続ですよね。
それって普通に考えて、めちゃくちゃストレスが貯まる環境じゃないですか?
世の中のママさん・パパさんは本当によく頑張ってます!
以前、私は「一時預かり」にとても抵抗がありました。
子どもは泣くだろうし、専業主婦が利用しちゃいけない気がして…。
でも実際に利用して考えをあらためました。
同じ悩みを抱える方にぜひ、読んでいただきたいです。
育児に疲れた人、実家が頼れない人は、上手にプロの力を借りよう!
一時預かり 利用前後の心境の変化
利用前 「一時預かり=かわいそう?」
わが家は転勤族。簡単に実家に帰れません。
地元から離れた土地で、夫は一日12時間勤務。
正直、親に子どもを預けて身軽に出かけるママを「いいなぁ」と感じます。
年に1~2回帰省すると、母によく言われるのがこの言葉…。
うちの周りはいつも孫の面倒をみているお宅ばかりよ。
何もしてあげられていなくてごめんね…
えっ!なんで謝るの?
むしろ、孫にあまり会わせてあげられなくてゴメン…
かつて、私はこう考えていました。
「子どもの面倒は、親が見て当然!」
「ぜったい泣くだろうし、かわいそうで預けられない!」
しかしある時、私は体調を崩し通院することになります。
そこで初めて「一時預かり(一時保育)」を利用しました。
産後うつ、産後クライシス、PMS(月経前症候群)…。
様々なことを経験しました。
あれから何年もたった今だから、はっきりとわかります。
当時の私は「頑張りすぎ」ていました。
子育ては「いろんな人の力を借りていい」んだよ!
利用後「育児ストレスに効く!」
「一時預かり」を初めて利用したときの、開放感はすごかったです。
いつも通る海沿いの国道を運転したら、普段と違う景色に見えました。
本当に、世界が輝いて見えたんです。
体と心も「フワッと軽くなったような」錯覚さえ抱きました。
もう何年も前のことなのに、忘れられません。
主人に預けた時との、大きな違いも感じました。
一時預かりは
保育時間が決まっているし
保育のプロが見てくれる安心感があるよね!
それでも、頭の片隅ではずっと娘のことを考えていました。
「まだ泣いてたらどうしよう」「園から電話がかかってくるかも」とソワソワ。
しかし、娘を抱きニコニコ出迎えてくれた先生を見て、また利用する勇気が出たのでした。
ほんの少しの間でしたが
ものすごくリフレッシュできたのを覚えています。
お迎えで抱きしめた娘の可愛かったこと!
ママが一人になれる時間って本当に大事だね!!
一時預かり 罪悪感の正体と解消法
私は自治体の「一時預かり」サービスの存在を知っていました。
しかし、なぜこれまで利用できなかったのか。
じっくり考えると、2つの大きな障害があったことに気付きました。
母親とは「こうあるべき」という呪縛
初めての育児。思い返せば「正しくできるか」とにかく不安で、育児情報を読みまくる日々。
その結果、知識だけは豊富になりました。
- イライラしない!怒らない子育て
- 栄養バランスばっちりの離乳食・幼児食メニュー …等
しかし現実はそううまくいかないものです。
読めば読むほど、自信喪失!
働いてないのに園に子どもを預けるなんて「一人で面倒が見られない、ダメな母親だ!」と判定されそうで怖くてできませんでした。
正しい知識は大切だよね。
でも本のとおりに上手くいけば、みんな苦労してないよ!
さて、ここで「アロマザリング」という言葉をご紹介します。
アロマザリング
引用元:時事用語事典「アロマザリング」
母親以外(allo-)による養育行動(mothering)のこと。
具体的には、父親、祖父母、姉や兄などの身内から、ご近所、お母さん仲間、さらには保育園、幼稚園の子育ての専門家、ベビーシッターなどが子育てを分担することで、母親が子育てを一人で担うことの負荷を緩和し、育児を楽しめることに貢献すると考えられる。
アロマザリングには子どもが複数の人との愛着を形成できるプラスの側面があると考えられる。
「社会で子どもを育てる」という考えです。
人間以外の動物だって、集団で子育てをしていますよね。
もしかして、私は必要以上に気を張っていたのかも…と気づきました。
「一時預かり」は【一時的に預ける】こと。育児【放棄】とは全然違います!
一時預かり=母親失格ではない!!
お金を使うことへの罪悪感
「一時預かり」には、お金がかかります。預け先により差はありますが、一時間数百円ほどです。
自分で子どもの面倒を見れば無料。
だから私は「自分が楽をするために、お金を使うのは悪いな」と思っていました。
「ママのために使うお金」って考えていたんだよね!
でも、一時預かり代は
【子どものために使うお金】です。
近年、子どもの減少と相反して教育費は増加しているそうです。
育児用品にも、習い事にもお金はかかります。
「そもそも子どもがいなければ発生しないお金。
預かり代だって、育児にかかるお金と考えてもいいのかも…」
こう気付いた瞬間、すっと胸のつかえが下りた気がしました。
一時預かり代=子どものための費用である!
一時預かりを利用すべき理由。メリットいっぱい!
ここからは、一時預かりのメリットをご紹介します!
メリット(1)ママ・パパの育児疲れに効果的
24時間365日休みがない環境は最強にブラック!
しかも寝不足で子どもの世話をしつつ、あらゆる危険からガード!
これではママもパパも、クタクタになって当然です。
たまには二人で休暇をとって、デートや買い物をしてもいいんじゃないでしょうか。
育児は共同作業なので、二人で休むことも大事。
どちらかに負担が偏ることがないので、不公平感がありません。夫婦揃って費用対効果の高さを感じられる良い機会にもなります。
お昼をはさむと、さらにゆっくりできますよ!
特に給食は、栄養士さんの考えた栄養たっぷりのメニューです。
料金も安いので、あわせて利用してみましょう!
メリット(2)子どもの社会性が育つ
一時保育などで、子どもが親以外の大人と出会って関係をつくる経験は、子どもの育ちにとって、とても貴重な機会になるといえます。
NHKすくすく子育て 2020年3月14日 放送回
保育士さんや他の子どもたちとふれあい、普段と違う環境で遊ぶ。
親がいないことで、より大きな刺激が得られることでしょう。
メリット(3)保育施設の雰囲気がわかる
保育士さんの応対や、連絡帳への記入などで施設の雰囲気がわかります。
保育室や廊下の掃除はされていますか?花壇はきれいですか?
先生たちの余裕の有無は、意外なところに現れます。
メリット(4)家事や買い物が効率よくできる
子どもの世話をしながらだと、なかなかはかどらない家事や買い物。
自分のペースでできるって最高ですね。
きれいなおうちで過ごせることは家族全員のプラスにもなります。
ただし、疲労回復が最優先。
くれぐれも頑張りすぎないでくださいね!
さいごに 一時預かりに罪悪感はいらない。利用してリフレッシュ!
ふと周りを見てみると、一時預かりを利用しているママは実にたくさんいます。
一時預かりの利用=母親失格ではありません。
そして、子育てすべてを親だけが背負い込む必要もありません。
どうぞ勇気を出して利用してみてくださいね。
心とからだの余裕があれば、自然と笑顔になれるはず!
具体的な利用方法は、次回の更新でお届けします。
ここまで読んでくださって、ありがとうございました!