わが家では、去年から長女が歯の矯正をしています。
歯が重なって生えたので、小学校の歯科検診で指摘されました。
その後、かかりつけの歯医者さんから矯正歯科へ。
あごが小さくて、歯の生えるスペースが足りないのが原因でした。
残念ながら歯ならびって、自然には治ることはほとんどないそうです。
でも、歯の矯正って高額になりがちですよね。
実際に矯正を始めてみて、たしかに高いなぁ…と感じます。
しかし、治療目的の子供の歯の矯正は納めた税金が返ってきます!
今回は確定申告で実際にどれだけ戻ったかを書いてみました。
また、わが家が還付金を増やすためにした行動もあわせてご紹介します。
医療費控除のための確定申告は、難しくないよ!
けっこうな額が戻るから、ぜひチャレンジしよう!
小学生の歯列矯正費用。1年でこれだけかかりました。
先日、1期(永久歯が生え揃う前)の床矯正を終えました。
床矯正とは「成長に併せて顎の骨を広げ、歯がきれいに生えるスペースを作る治療」です。
去年からはじめて、年間に約38万円かかりました。
内訳 | 費用 |
---|---|
装置代 | 32万円 |
検査/処置/診察代 | 6万円 |
合計 | 38万円 |
費用は治療方針やクリニックによって大きく異なります。
まだ終わったわけではなく、今後生える歯を整える治療も予定しています。
ほとんどが装置代ですね。
歯列矯正は一般的に保険適用外※(10割負担)。
高額なので、わが家は児童手当を矯正代にあてています。
大人になって治すともっと高くなるので、貯金よりいいかなと。。
大人の歯列矯正は機能回復のための治療だけ、医療費控除の対象だよ!
子供の歯列矯正は医療費控除の対象になる
子供の歯の矯正は治療行為として認められており、基本的には医療費控除の対象です。
確定申告で医療費を申請すると、源泉徴収で納めた所得税の一部が戻ります。
へ~、この年は医療費がずいぶんかかったんだね!
かわいそうだし、その分すこし税金減らすね。お給料からもらった分も返すよ。
確定申告に源泉徴収って難しそうな響きですよね。
でも大丈夫!とっても簡単ですよ。
申告に必要なのは、
・会社でもらえる源泉徴収票
・医療機関の領収証
・薬のレシート
だけです。
国税庁のYouTubeチャンネルでわかりやすく解説されています。
これで作成した資料を税務署の窓口に提出すれば完了です。郵送でも大丈夫。
なお、税務署でe-Taxの登録をすると「ID」と「パスワード」をもらえます。
自宅ですぐに申告できるので、わが家は毎年e-Taxを利用しています。
確定申告でいくら戻る?わが家の還付金はこちら。
確定申告をすると、「国税還付金振込通知書」が郵便はがきで届きます。
こちらが去年分のわが家の還付金(所得税分)です。
確定申告で107,161円ほど返ってきました。
(わが家はふるさと納税もしているので、その分も含まれています。)
また、確定申告をすると自動的に住民税も医療費控除額の10%減額されます。
ふるさと納税分を除いた還付金が、約8万円。
それに加えて、翌年(今年)の住民税も減額。
両方合わせると10万円以上税金が安くなりました。
確定申告でこんなに安くなる!
しかし、わが家はただ確定申告をしたわけではありません。
子供の歯科矯正でなるべく多くの還付金をもらうため、次のことを意識しました。
還付金を増やすためにわが家がしたこと=節税のための行動。
薬の受け取り・病気の治療を同じ年度に集中させた!
わが家は主人の持病と次女のアトピーのため、常に薬を使っています。
そこで同じ年度内に診察に行き、お薬をまとめて出してもらいました。
また、夫婦揃って「(治療したほうが良い)古い銀歯を交換」してもらいました。
詰め物や被せものは劣化するため、隙間に虫歯が出来たりします。
十数年前に付けたものが多かったので、この機会に治療できてよかったです。
いつも医療費控除の条件に達しないことが多くって…。
(わが家の場合は10万円以上)
あわせて申請することで、これらの分も減税してもらえます。
医療費控除の対象期間は1年間、その年の1月1日から12月31日まで。
年度をまたいだ合算はできないので注意!
交通費をしっかり記録した!
通院の際に使った公共交通機関の料金を領収書の端にメモしました。
一人で通院できない子供の場合は、付添いの親の交通費も医療費控除の対象になります。
意外に見落としがちですが、しっかり記録して申告しましょう!
「え?こんなのでいいの?」と最初はちょっと不安でした。
でも税務署の方にしっかり確認、受理していただきました。
どうぞご安心ください!
さいごに 子供の歯列矯正の負担は確定申告で減らそう。
歯の矯正はやはり高額。でも、歯は一生の宝物ともいいます。
娘の治療はこれからも続きますが、医療費控除で少しでも家計への負担を減らしつつ、きれいな歯並びにしてあげたいです。
医療費控除金額のかんたんな計算はこちらのHPでできます。
とても便利なので、よかったら計算してみてくださいね!