食品を多めに買い、食べたら買う。
私はこの繰り返しが「ローリングストック」だと考えていました。
単純なようで難しいと感じていたある日、大きな勘違いに気づきます。
そして無理せず継続できる仕組みを考えました。
この記事を読めば、あなたの肩の荷が下りること間違いなしです!
「コツより具体的な備蓄食品が知りたい」なら、こちらの記事を見てね。
【ローリングストック法】失敗しないための最大のポイント
ローリングストックをやめたくなる原因は…?
近頃「災害に備えてローリングストックしましょう」とよく目にするようになりましたね。
わが家もしっかり備えよう!と意気込んで始めました。しかし、いざ始めてみると…。
え…賞味期限の管理がめちゃくちゃ大変なんですけど…!?
消費したときにいちいち買い足すのも面倒だし…、も~無理無理!!
せっかく始めたのに、ここで諦める人は多そう…
でもちょっと待って!!
正しいローリングストックのやり方を、いま一度確認してみよう!
ここで、政府が示す「ローリングストック」の定義を見てみましょう。
特別に備えるのではなく、日頃から食べているものや使っているものを少し多めに購入し、食べた分を補充しながら日常的に備蓄する(ローリングストック)ことで、無理がないだけでなく、消費期限切れなどの無駄のない備えができます。
引用元:地震に備える‐内閣府防災情報のページ
そう、ローリングストックは特別な備えではありません。
ローリングストックで絶対してはいけないこと =「頑張ること」
これが、無理せず継続するための最大のポイントです。
備蓄食品は「ローリングストック」と、長期保存を前提とした「非常食」に分類できます。
私は本来なら非常食で備えるべき部分まで、ローリングストックしようとしていたことに気づきました。
まだ、よくわからなくても大丈夫です。順を追って解説していきますね。
ローリングストックを意識しただけでも十分素晴らしいこと。
まずは自分を褒めちぎりましょう!!
あなたはえらいっ!!
・ローリングストックは特別に備えるものではない。
・備蓄食品は「ローリングストック」と「非常食」に分けられる。
本当に必要な備蓄とは?家庭にぴったりのリストを作ろう
備蓄とは「万一に備えて、たくわえておくこと。」
非常食やローリングストックの例として、よく備えておきたい食品一覧が挙げられます。
しかし実際の食生活は、単身世帯、夫婦だけの世帯、高齢者や小さな子供がいる世帯…と家庭ごとに中身も量も大きく異なるものです。
リスト通りに普段食べないものや、必要以上の量を備えると、一気に管理は難しくなります。
ぜひ、あなたの家庭にぴったりのリストを作りましょう。
「え~?面倒くさそう…」と思われるかもしれませんが、結婚などでライフスタイルが大きく変わらない限りは、たった1回行うだけでOKです。
あとの管理が驚くほど楽になるので、騙されたと思ってやってみてくださいね。
具体的な備蓄食品リストの作り方は以下で詳しくご紹介します。
家庭ごとに食生活は異なる。オリジナルの備蓄食品リストを作ろう。
ローリングストックのコツ3つ。無理なく続けるために
では、実際に使える備蓄食品リストの作り方を解説します。
とはいえ、1から作るのは大変です。こちらからサンプルをダウンロードできますので、よろしければご利用ください。
①ローリングストックするもの、しないものを決める
たとえば、実家からお米が届く人や、お米をキロ単位で買う人。
一人暮らしでパックご飯を買いだめしているという人のケースで考えてみます。
これらの人は、すでに主食(ごはん)を確保しているということになります。
乾麺や冷凍うどんを日常的に食べる人も同じです。無意識ながらローリングしてストックしていると言えます。
このストックが多ければ、備蓄食品のリストから外したり量を減らせます。
普段食べるものなら、少しだけ多めに買ってみても自然と消費できることでしょう。
そしてローリングストックだけではカバーできないものを非常食にするのです。
(例:多めに確保したいペットボトルの水や、長期保存食品など)
非常食からは食べ慣れないものを外します。
つい苦手なものまで買ってしまうと、管理だけでなく消費も継続も苦痛になってしまうからです。
カンパンは代表的な保存食ですが、固くて食べにくいですよね。
わが家は子供が大好きなクラッカーを非常食にしています。
レビューが高評価なので、入れ替え時が楽しみなくらいです。
この調子でローリングできているものと、それ以外をどんどん分けてみましょう。
最終的には各家庭にぴったりの非常食リストが出来上がります。
・普段使いの食品をうまく使いつつ、非常食でカバーする。
・非常食は自分たちが食べやすいものを揃えよう。
2)年2回だけチェックする
非常食は普段食べるものではないので、賞味期限のチェックが必要です。
ここで問題になるのが、各食品ごとに期限がバラバラだということ…。
でも、心配はいりません!
以下の方法なら、チェックは半年に1回、各10分程度で十分です。
わが家では、毎年9月1日と3月11日を非常食のチェック日にしています。
防災の日と東日本大震災が起きた日です。
毎年テレビやネットのニュースで話題になり、世間でも一段と防災意識が高まる日なので、うっかり忘れにくいというメリットがあります。
チェック日には、すべての非常食の賞味期限を確認します。
ここでは半年持たないものを取り除くだけ。
取り除いた分を買い足せばメンテナンスは完了です。とてもシンプルですよね!
ダンボールで保管する水などは側面に大きく賞味期限を書くのがおすすめ。
開けずにチェックできて楽だよ!
・年2回だけ非常食をチェックする
・次回までに賞味期限が切れるものだけ入れ替える
③非常食は賞味期限が長いものにする
さらに管理を楽にするには、長期保存食品の活用がおすすめです。
いま、防災用品は驚きの進化を遂げています。
あたためなくても美味しいカレーや、高度な濾過技術を駆使した長期保存水など5年~10年保管できる食品が安価で販売されるようになりました。
「長期保存」と検索すればいろいろヒットするので、最適なものを探してみてくださいね。
消費や携帯性も考えて、水は500mlのものも購入すると便利です。
Amazonブランドの長期保存水は、安くてもしっかりしたペットボトルなので、私は防災リュックにも入れています。
この他に、野菜不足を補うためのジュースやスープを備蓄しています。
入れ替えの際にも美味しく食べられるので重宝しています。
長期保存食品で入れ替えの手間を減らそう!
「ローリングストックは難しい」ものじゃない!
さいごに、おさらいとしてローリングストックを簡単にするコツをまとめます。
2013年6月に政府が公表した「南海トラフ巨大地震に関する最終報告」では、最大クラスの地震が発生した場合を想定し、各家庭で最低7日間の食料確保が推奨されています。
できるだけ面倒なことを減らし、無理なく継続して備えていきたいですね。
この記事をきっかけに、一人でも多く災害に備える方が増えてくれると嬉しいです。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました!
当ブログは備蓄についてこれからも発信していくね♪
よかったら関連記事もどうぞ!