暑い夏は、なるべく快適なマスクで過ごしたいですよね。
夏用マスクについては、たくさん悩みました!
そして作ってみたマスクが良かったので、同じように悩んでいる方の参考になれば嬉しいです。
接触冷感と保水涼感との違い、快適な夏マスクの条件もまとめているよ~。
快適な夏用マスクについて考えてみた
夏が近付くにつれ、日ごと暑さが増してきました。
学校からは「暑いとき、登下校時はマスクを外してもいい」と言われています。
しかし、マスクを付けて真っ赤な顔で登下校する子どもたち。
これでは熱中症が心配です。
「早く夏マスクを用意しなければ・・・」と焦った私は、良い商品がないかと探してみることにしました。
夏マスクに最適な色は?
すべての太陽光を反射する白が最適です。
白以外なら、なるべく淡い色がいいでしょう。
黒や濃い色は太陽光を吸収してしまいます。
紫外線を遮る効果は高いですが、熱中症になる可能性も高まります。
Yahoo!JAPANニュース 6/22(月) 7:00配信
白は汚れても漂白しやすいです!
無地の白だとパパでも抵抗なく装着できますね。
近所のパパさん、きかんしゃトーマス柄のマスクとスーツで出勤してたよ。
す、すばらしい・・・!
夏マスクは白または淡い色を選び、熱中症を予防しよう!
夏マスクに最適な生地は?
夏用のつめたい生地といえば、接触冷感!
接触冷感の生地は、ふれた瞬間ひんやりとして気持ちいいです。
わが家も夏の間、接触冷感のシーツを愛用しています。
でも実は、次女が軽度のアトピーなんです。
シーツ程度なら大丈夫だけど、肌着は綿100%のものでないとかゆくなってしまいます。
マスクは長時間顔面に装着するもの。
綿100%の素材だと、肌にやさしく汗も吸ってくれていいですよね。
しかし接触冷感マスクは化繊のものが多いようです。
結局、完成品を購入するのは諦めて手作りすることにしました。
そこで見つけたのが、この生地です。
これは、接触冷感ではない、保水涼感の生地です。
接触冷感はふれた瞬間は涼しいですが、時間が経つにつれてだんだんぬるくなってきます。
それに対して保水涼感はしばらくの間冷たさをキープできるとのこと。
またこの生地は、楽天のレビューでも4.62 (104件)と非常に高評価です。※2020年6月29日現在
この時、保水涼感に関しては半信半疑でした。(すみません…)
でも、楊柳&綿100%というのを見て、これに決めました。
保水涼感を抜きにしても、楊柳は夏にぴったり。
楊柳【ようりゅう】とは表面が凹凸した織り方です。
安土桃山時代から、高温多湿の日本の風土に合う生地として普及したそう。
浴衣にもよく使われていますね。
楊柳の特徴
ユニフォーム用語集 株式会社ランドマーク
・丈夫で、シワになりにくい
・美しいしぼが清涼感がある
・サラッとした肌触り
・吸汗性、速乾性に優れている
・通気性がある
夏に適した素材で夏用の衣料や肌着やパジャマ、ベット寝具など寝苦しい夜を快適に過ごせる商品に数多く使われています。
購入するとすぐに届きました。
立体マスクの型紙も同梱されていて嬉しかったです。
ひもも必要なのでこちらのものを購入しました。
安いのに10mもあり、1本あれば十分余りました。
夏マスクの生地は接触冷感が人気。
しかし接触冷感で天然素材を多く含むのものは極端に少ない。
天然素材だと綿100%が肌に優しく、楊柳が適している。
夏マスクに最適な型紙は?
最後に型紙(マスクの形状)についてです。
個人的には、夏用のマスクは立体型がいいと思います。
市販の夏用マスクも立体のものが多いですよね。
この春はプリーツマスクをたくさん縫いました。
プリーツ型は生地を折るので厚みが出ます。口周りの空間も立体より少なめなので、暑く感じました。
その点、立体マスクは口周りにゆとりがあります。また、プリーツを折るためのアイロンがけが不要で簡単です。
さて、実際に使った型紙はこちらの動画のものです。
手書きで作れる型紙と工程のわかりやすさ、完成品の美しさに感動しました。
型紙はお皿やボウルを使って書くため、プリンターが必要ありません。
プリーツだと1枚20分のところ、この立体マスクは10分程度で縫えたと思います。
L・M・S・SSの型紙があります。
- Lサイズは主人
- Mサイズは私
- Sサイズは小学校中学年
- SSサイズは年長
にぴったりでした。
本当にいい動画をありがとうございます!
プリーツより立体マスクの方が、空間にゆとりがあり涼しく感じた。
市販の夏マスクもほとんどが立体である。
購入した生地で、夏用立体マスクを作ってみる
生地を水通してみると縮みはごくわずかで、大きなシワもできませんでした。
そのため、アイロンをかけずに裁断しました。
シワを横向きにして裁断すると、違和感なくいい感じです。
先ほどの動画の型紙で、Lサイズ3枚、Mサイズ2枚、Sサイズ3枚、SSサイズ2枚の合計10枚分をとることができました。4人家族には1mの生地で十分です。
もし布を噛んでしまうなら、布の下にクッキングシートなどの薄い紙を敷いて縫う方法もあるよ。
糸は普通のミシン糸で大丈夫でした。
アイロンいらずでとても縫いやすかったです。
手作り夏マスク完成!使ってみた感想
早速、水に濡らしてしぼったものを振ってから装着してみました。
心配していた息苦しさはありません。
すごく冷たい!という感覚もありません。
でも、ひんやりとやさしい冷たさを感じました。
その後車で外出したのですが、灼熱の車内でも涼しく過ごせてびっくりしました!
使ううちに熱はこもりますが、振ればある程度の熱を逃がせます。
水で濡らせるとさらに良いですね。
さらっとした楊柳なので、もちろん濡らさずに使っても快適です。
子どもたちも嫌がらずに付けてくれて安心しました。
冷蔵庫に入れて、冷やしマスクにも挑戦してみました。
とても冷たくて気持ちがいい!
マスクを付けたほうが涼しいのはなんだか新鮮です。
1枚あたりの材料費は、送料込みで175円
今回作ったマスクの材料費を計算してみます。
材料 | 価格 |
---|---|
生地(1m) | 1,110円 |
ひも(10m) | 110円 |
生地送料 | 350円 |
ひも送料 | 180円 |
計 | 1,750円 |
10枚作れたので、1枚あたり175円(送料抜きだと122円)です。
※サイズにより作れる枚数・価格は変わります。
もう10回以上洗濯し、乾燥機にもかけていますが、型崩れはありません。
何度も洗濯して使えるので、なかなかお得ですね!
ひもはユニクロのエアリズムのような、伸縮性のある肌着からも作れます。
ひもが手に入らない時に作ってみたのですが、柔らかくてマスクのひもにぴったりでした。
(たくさんできたので、完成品のMサイズにも使っています。)
処分できる服がある方はぜひおためしください。
さいごに
今回作った夏マスクは毎日家族で愛用しています。
いざ作ってみるととても簡単で、本当によかったです。
畑をしている実家の両親にも作ってあげようと思います。
ぜひ快適なマスクで、夏を乗り切りましょう。
少しでも参考になれば幸いです!